この画像ではわかりにくい
(というよりわからない)が,
今日,東横線に乗って,
ふと製造銘板を見上げてみると,
昭和45年製,とあった
西暦でいうと1970年製,つまり,
今年で30年目になる
御存知の方も多いと思うが,
東急東横線は,
車体をステンレスで造っている
ステンレスの耐久性は,
キッチンやバスタブなどで,
誰もが知っていることだろう
(ただし,厳密に言うと,
キッチンに使うステンレスと
鉄道車輌の車体に使うステンレスとは
同じものではない)
こうして東横線に乗っていてつくづく思うのは,
未だに輝きを失わないステンレスの車体が,
とても30年前に造られたものだとは
思えないということだ
もちろん,日々の手入れや
整備が行き届いている
ということもあるだろうけれど,
それにしても,
当り前のことながら,
ほとんど錆びず,ペンキが剥げることもなく
30年経ってもきらきらと光っているのだから
そうなることが30年前から分かっていたとしても
実際30年経っているのだと思って見てみると,
一段と,そのメリットを実感することが出来る
今でこそステンレス製品,
ステンレス製の鉄道車輌とも
特段珍しいものではないけれど,
30年前には,
国鉄はほとんど「ペンキ塗り」だった訳だし,
私の勝手な想像ではあるが
東急としても,
決して安い買い物では
なかったのではないだろうか
だとしたら,これこそ,
「いいものは結局安い」ということを,
誰の目にも明らかな形で
証明しているということに
なると思う
終わり