写真

最近,使わなくなった写真器材を
中古屋さんに売却している

写真学校に入ったときに買った
マニュアルの一眼レフや,
あまり使わない三脚……

それぞれ,その時には,必要だと思って買ったし,
それなりに使ったのだけれど,
今は,使わなくなってしまった

以前は,物に対して
思い入れとか,想い出の象徴とか,
そういうものを重ね合わせて見ることが多かったけれど
最近は,物に対しては,
ある程度ドライであるほうが,
いいと思うようになった
それは別に,
物を使い捨てにするとか
想い出を粗末にするとか
そういう意味ではない
ただ,
道具というのはあくまで道具だし,
想い出や記憶は,あくまで想い出や記憶であって
物,そのものではない

物を大切にする,というのは,
単に,しまい込んで暖めておくことではなく
その機能を活かすことではないかと思う
機能が不要になれば,
それを必要とする人に,譲ればよい

そうすることは,結局,
その,物を作った人たちを,
間接的に,
とても大切にすることに繋がっていると,
私は思う

終わり