CONTAX T2を使った上手な写真の撮り方、というか、使用上のノウハウを書いた。
その中で、「高感度フィルムのすすめ」という記事を書き、感度1600のネガカラーフィルムを使うことを推奨した。また、「+2程度の露出オーバーは問題ないネガカラーフィルム」ということも書いた。じゃあ実際、T2で絞り16、シャッター速度1/500で写真を撮るとどうなのか?と思われた方もいらっしゃるかもしれない。
そこで、実際に屋外で感度1600のネガカラーフィルムを使って撮影したサンプルを掲載する。
東京と秋葉原は、晴天。駅構内などでも撮っているので、感度1600を活かして、暗い場所でもちゃんと写真が撮れている。屋外は+2の露出補正をかけても露出オーバーの警告が出ている場所もあったけれど、全然綺麗。感度1600というと「ざらざらで荒れた写真」になると思う人もいると思うけれど、この例を見る限り、十分な光量があれば、今時のフィルムは感度1600でも全然綺麗だということがわかっていただけると思う。
神田も晴天。1カット目の蕎麦屋の写真など、+2くらいの露出オーバーだったと思うが、かえって暗い部分のディティールがよく写っている。それでいてお稲荷さんの祠の中を写した写真など、あきらかに薄暗い場所であるのに、ちゃんと写っている。ここが感度1600の凄いところ。
そのうち気が向いたら、感度800の撮影サンプルなども作ってみたい。
なお、右下がりに傾いている写真が多いが、これ、私の悪い癖。次回はもっと気をつけようと思う。