母屋の猫、「みい」は、今年で6歳になる。
6歳というのは、推定だ。
過去の豆日記を調べてみると、2008年9月23日に、初めて写真が撮れた。多分夏頃に生まれている。
http://hmk.iijiman.com/mamenikki/?p=843
しばらくは仕事場に遊びに来たりもしていた。写真は2008年11月17日。この頃は私は、必ずしもみいから嫌われてはいなかったと思う。
このみいの処遇については大いに揉めた。野良のまま放置すべきだ(もう母屋には2匹の猫がいた)、いや、飼うならきちんと飼うべきだ、とか。
結論から言うと、私が半ば強引に捕まえて、飼い猫が確定した。
1週間くらいかけてカツオブシで巧妙に手なずけて、カツオブシの入った籠にまんまと入ったところを「ばこ」っと閉じ込めて動物病院に連れて行って避妊手術を受けさせたのだ。
http://hmk.iijiman.com/mamenikki/?p=977
私が捕まえてからもう5年以上が経つのだけれど、みいは私のことを今ひとつ信用してくれないというか、じーっと顔を見つめては、背を向けてするすると逃げ出してしまう。「あなた信用できない人」。そう言っているように見える。まあしょうがない。カツオブシでだまされて、閉じ込められて麻酔掛けられて、気がついたら腹が痛てぇよ、と。
でも、野良猫のままだったら6年は生きられなかったかもしれないし、毎日缶詰食べ放題という生活も体験出来なかっただろう。
そのあたりのことを多少は気づいているのか、みいを呼ぶと、ある程度までは、ポーズを作ってくれる。
それでも近づくと、やっぱり逃げてしまう。