今年は色々なものを買った。
訳あって今年買った、必然的な出費が重なった。辛かった。
例えばデジタル一眼レフは、長らくの間、愛用のオリンパスが「プロ機」を出してくれなかったのだけれど、それが昨年秋に出たので、しばらく様子を見ていたら今年になった。従来使っていたカメラは色々な意味で限界を迎えていた。やむを得なかった。
メインで使っているPCも買い替えたが、これも「そろそろ換え時」という印象を持っていた。決定的だったのが、IllustratorCS3が「重い」。色々なソフトの中で、Dream weaver 、PhotoShop、Illustratorは使用頻度が高く、その動作の具合は仕事の能率に決定的な影響を及ぼす。取引先の事情もあって今さらながらCS3にバージョンアップしたところ、Illustratorが重い。しかも、今まで愛用していたIllustrator CSと共存が出来なかった。これは、マイルドな死活問題だと思った。
以上は、必要があって買ったし、実際、導入の効果を実感すること大だったので、よい買い物だったと思う。
しかし、今年は無駄なものも買った。
例えば、つくばい。6800円だったので衝動買いしてしまったが、置き場に困ったのと、実は中国製だったことが判明して、表面の塗料の安全性・・・いや、人間が水を飲む訳ではないのだが、朔が「つくばい」の水を好んで飲むので・・・が心配になって、今はお蔵入りとなっている。
もっと無駄だったもの。フットマッサージャー。1万2千円。最初は「確かにこれは気持ちいいかも」と思った。いや、その点に関しては最後まで気持ちよかったと記しておこう。フットマッサージャーの名誉のために。だが、これまた家庭に置くには巨大過ぎた。場所を取る。つい、フットマッサージャーの上に洗面器とかDVDプレーヤーとか(←どういう脈絡?だが事実)を置いてしまって、そうすると、それをどけるのがつい億劫になってしまい、フットマッサージャーそのものを使わなくなってしまった。そして気がついた。
「そもそも私は足が疲れていない」。
事務所で座って仕事していることが多い私は、そもそも歩かないので足が疲れない。立ち仕事で足がむくんだりする訳でもない。私はつまるところ「フットマッサージャーを必要としていない人」であった訳だ。
なのに買ってしまった、フットマッサージャー。家電量販店のお試しコーナーなどに置いてあるのを見るたびに「これいいなあ、あったらいいなあ」と思っていたフットマッサージャー。あこがれのフットマッサージャー。しかし私に取っては必要がなかったフットマッサージャー。
今日、フットマッサージャーをリサイクルショップに持って行った。
査定額500円。そもそも健康器具は、リサイクルショップではほとんど値が付かないのだそうだ。
差額の1万1千500円で、デニーズのミニチョコサンデーがいったいいくつ食べられたことであろう。
合掌。