Contax T2


カテゴリー: 写真日記 | 投稿日: | 投稿者:

※使い方に関する記事はこちら →CONTAX T2の上手な使い方(感度・絞り・シャッター速度の話)

オークションでContax T2を落札した。25600円だった。
実は私は過去にT2を持っていたことがあり、それは、1993年に84000円で購入して、2005年に17000円で中古カメラ店に売却していた。その頃もう写真はデジタルでしか撮らなくなり、もうフィルムカメラの出番はないだろう、と思った。東北や西日本などあちこち一緒に旅をしたという意味では思い出深い一台だったが、私は物にはあまり執着しない方なので、使わないと思ったので売ってしまった。

そしてつい最近、オークションで17000円でT2が出ていた。売値と同じか、と。で、入札してしまった。実用性はともかく、物としての質感というか、所有する喜びみたいなものはあったな、と。それを買うくらいの余裕は出来たということかもしれない。(2005年頃は経済的にもあまり余裕はなかった。)

で、結局オークションでは25600円まで上がってしまったのだが、それでも中古カメラ屋で、BランクのT2が27000円くらいだったので、まあいいか、と。動作チェックは通電のみ確認ということだったので、撮影に関しては「賭け」だと思った。

それで、そのT2が昨日うちに届いて、早速フィルムを入れて撮影を試したりしている。
電池を入れてフィルムを入れてみると、思いのほか調子よく動いてくれている感じだ。
昔持っていたT2よりもレンズの出し入れが速いような気がする。個体差がある製品なのだろうか?
これはよい買い物をしたかもしれない。

昔はまだ絞りとシャッター速度の関係とか露出補正とか、そういったことがよく分からないまま使っていた。そして、感度50のポジVelviaを入れて、その色に喜んでいたのだけれど、その後写真学校に行って、露出補正についても使い方が分かったし、昔撮ったポジを見返してみて、やはり手ぶれが多いことに気づいた。
それで、今フィルムを入れるなら、私は暗い室内で撮ることが多いだろうから、感度1600のネガを入れてみようと思った。感度1600といっても20年前のそれと比べれば改善されているのではないかという期待もある。
もっとも感度1600といっても、オリンパスPen(デジタル)の感度25600とかに慣れてしまうと全然足りないのだけれど、それでも感度50よりは何とかなるのではないかと。ネガカラーはあえて2段くらいオーバーに撮るとシャドウのディティールがよく出るということもあって、あえて+1とか+2に補正して撮ったりもしている。

オリンパスPen(デジタル)E-PL5と比べると、重いし、単焦点だし、感度25600とか出来ないし、最短撮影距離が結構長い感じだし、色々不便なことは多い。逆に言えば、そりゃ20年も経っているのだから、今のカメラは優れているということなのだろう。
でも、物としての質感というか、心地よさというか、そのあたりはさすが定価120,000円のカメラだけあって、心惹かれるものがある。

これからは、時々はフィルムを使って、銀塩写真も撮ってみようかと思う。

Contax T2(レンズ収納)

Contax T2(レンズ収納)

Contax T2(レンズ繰り出し)

Contax T2(レンズ繰り出し)