小さなWeb屋のビジネスチャンス


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

Google Newsを読んでいたら、こんな記事を見つけた。
「小さなWeb屋のビジネスチャンス。CMS物件が放置される近未来」。
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/09/01/8670

いやいやいや。
近未来じゃありませんぜ、親方。
もうあちこちで放置されているんです。CMS。というか、Webそのものが。
現在の話でもあるし、既に数年前からそうなっていた。

そこに、まさにうちの本業「飯島意匠」のような業者の成り立つニッチな市場がある。

CMSとしては「Wordpress」を導入。以前は独自開発のCMSを書いていたが、今では機能的に優れていて携帯対応も可能なWordPressを使う。
そして、「この管理画面から、お客様ご自身で記事を書くことも出来ますよ、1文字2文字の修正くらい簡単ですから、試してみるといいです」。と引き継ぐ。
しかし、実際には1文字どころか、まったく手を付けてもらえないことが多い。曰く「忙しくて」「文章をまとめるのが苦手」「文章を練る(まとまった)時間が取れない」「話題がない」(←事業を行っていて「それは絶対にない!」)

そういう例が相次いだため、「月例管理」(代行)を始めた。

Webの管理を持ちかける時には、初期制作(あるいはリニューアル)費用は抑えめにする。そのかわり、「電話/Fax/訪問による取材と文章作成、記事書き込み」を「月額」で請け負い、「月額管理料」をいただく。月額管理料には、クライアントの希望に応じて、メールマガジンの筆耕と発行などが含まれることがある。これも原則として電話、Fax、訪問で取材。
あらゆる事業の「現場」において、仕事中にお客様をほったらかしてPCにで記事を書くのは無理だし、携帯電話を使った更新も難しい。

もちろん、中には既にブログ等の運用経験があり、記事を「書き慣れている」お客さんもいらして、ご自分でCMSを使って定期的にサイトを更新されているケースもある。それはそれで構わない。

月額管理料といっても、商いの額は小さい。サーバー代込みで月額5250円から、月額12600円(現在のところ)。12600円のお客さんはメルマガ発行が含まれている。メルマガの頻度を増やすとか、更新頻度を増やすとかがあれば更に高くなるけれど、普通はそこまで頻繁に更新しなくても充分広告としての機能は果たす。

その他、CMSで更新出来ないところに手を入れる時には別料金。でもなるべく安くする。1文字2文字の修正ではお金を取らない。地図の修正で3150円とか。(地図をゼロから作る時には10500円いただいている。そのかわり、原則として現地調査を行い、ロゴも入れて分かりやすい地図を作る。)

ターゲットは、個人経営の専門的商店、歯科医院、お医者さん、動物病院、カフェ、飲食店、あと、意外なところで公益法人。結構規模が小さくて、webに充分に手が回らないことがあるようだ。
ビジネスチャンスは無限とは言わなくとも、掘り起こせば結構ぞろぞろ出てくる。

こういう細かい仕事を、規模の大きな会社で受けるのは無理。会社の維持費さえまかなえない。
でも、事業体の運営経費自体が小さい(何しろ車も持っていない)個人事業主には、それが出来る。そこにビジネスチャンスがある。