ロビンソンが混んでいて、イトーヨーカドーが空いていた


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

昨日、ひなと一緒に買い物に行った。行き先は、小田原の鴨宮にあるダイナシティ。セブンアンドアイ系列の百貨店「ロビンソン」と、同じくセブンアンドアイ系列のスーパーマーケット「イトーヨーカドー」。それぞれ紳士物の衣料品売り場に行った。

それで気が付いたのだが、ブランドを集めてジャケット1着1万3千?5万弱くらいの、割と高めの(そんなにメチャ高という訳でもなさそうだが)ロビンソンの方が、ジャケット1着定価1万数千円を「3割?5割引」で売っているイトーヨーカドーの方が、人が少ない感じだった。

前にも書いたような気がするが、私は「緑色のテーラードジャケット」を探している。それで、まずロビンソンに行った。完璧に理想とまでは行かないが、割と緑っぽいジャケットを発見することが出来た。ただ、価格はやや高めだった。ブランド品で、1万3000円から4万5千円くらいだった。それはしかし、価格以前の問題として、今ひとつ気に入らなかった。高い分だけ余計な飾り(の縫い目)が付いていたり、余計なポケット(ファスナー付き)が付いていたりして、「シンプルでない」という商品だった。生地の感触も、いいものを使ってはいるのだろうけれど、私の好みにはちょっと合わなかった。

それで、ロビンソンは一旦保留ということにして、イトーヨーカドーに行ったら、シンプルで、定価12900円のジャケットが、半額6450円になっていた。ややグレーに近い緑色だったけれど、許容範囲内の色だった。余計なポケットなどもなく、生地の手触りもいい感じだった。ほとんど迷わずにそれを買った。

でも、混んでいたのはロビンソンだった。

思ったのだけれど、今、イトーヨーカドーくらいのポジションの方が、むしろ苦しいのではないだろうか?

安いモノを求める人は、もっと安いお店に行く。
お金がたくさんあって高いものを求める人は、ロビンソンや、それ以上のブランドショップに行く。
中間層をターゲットにしたイトーヨーカドーのようなお店は、手頃でよい品を出しているにもかかわらず、そこに行く人が、すっぽり抜け落ちてしまっているのではないかという気がした。

これは、商売の参考にしなければ、と思った。
激安で雑な仕事をホイホイ請けようとすれば、それはそれで成り立つかもしれないが、あまりやりたくない。
それより、写真もプログラムもアイコンやイラストの作り込みもしっかりしたものを作って、価格は少し高めに設定した方が、むしろお客さんが来るかもしれない。
かもしれない。
かも。
まあ、個人事業と大手流通業をごっちゃに考えること自体に、無理はありますけれど。