阪急6300、箱根登山1000(ベルニナ)


カテゴリー: 写真日記鉄道 | 投稿日: | 投稿者:

左、阪急6300系。1975年登場、阪急京都線の特急用として製造された。車内には、ずらりと並んだ転換クロスシート(2人掛け)。阪急独特の、アンゴラ山羊を使用したシート生地は、それだけでも十分な手触りであるが、6300系に限っては、縦縞の段モケットにグレードアップされていた。壁面は木目調。広告は車内に4箇所だけ。大阪梅田から京都河原町まで、最速時代は最高速度110km/h、所要38分。特急料金不要。テレビが付いている訳でもなく、トイレも付いている訳ではないこの車両の良さは、乗ってみれば分かる。乗ってみないと分からない。阪急京都線の女王。今は第一線を引退し、一部が改造された状態で残っている。鉄道車両で一番好きな形式を挙げるとすれば、阪急6300系か、国鉄スハ43系スハフ42の、どちらかを挙げる。

右、箱根登山鉄道1000形、通称「ベルニナ」。登場時の塗装。この車両は三たび塗装が変更された後、2編成中の1編成だけ、元のこの塗装に戻されている(厳密には異なるという説もある)。色々ご意見はあろうが、私はこの色が一番落ち着いていて好きだ。最高速度は何km/hだろう?急坂をうんうんいいながら登って行く。関東私鉄の車両で好きな形式を一つ挙げるとすれば、この箱根登山鉄道1000形を挙げる。

この2両を眺めながら飲む珈琲は美味い。

阪急6300系(模型)、箱根登山1000形(模型)

阪急6300系(模型)、箱根登山1000形(模型)