wonderland


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

写真学校に通っていたのは、もう11年も前になる。
その授業の1つに、大西先生の実習があった。
実習の内容は必ずしも大西先生の撮る写真とは同じとは限らない方向性の内容だったが、それは「学校のカリキュラム」だったのだから致し方なかっただろう。
写真学校では色々な授業があって、それぞれ異なる講師との出会いがあったのだけれど、大西先生とだけ、なぜか細々とした交流が続いている。交流というほどのものではない。年賀状をやりとりしたり、写真展のご案内をいただいたり、こちらからも展覧会の案内状を差し上げたり。理由は、本当のところよくわからない。年代も離れているし、先生は下町育ちで私は(一応)アップタウンに近い雰囲気の場所で育っているし、ただ、大西先生の写真は、よいなあと思う。
最近、先生が自費で写真集を出された。書籍コードを取得しているのでAmazonでも予約可能だったのだが、今はAmazonから直接は買えない。プレミアム価格が付いてしまっている。でも、まだ定価で購入する道はある。大西先生のサイトから直接購入を申し込めばよいそうだ。
内容は、モノクロで撮った1990年から2006年の東京(主に東部)の街と人。明らかに平成になってから撮ったのに、じんわりと昭和の香りが漂う。それはどういうことなのか。それは、写真集を見てのお楽しみ。
下町に興味のある人だけでなく、「骨のあるビシッとした写真を味わいたい」人におすすめかもです。
下記HPの「shop」というところをクリックすると、メールで注文出来るようになっている。(大西みつぐ公式サイトWonderland)
http://www8.plala.or.jp/newcoast/

私は、先生と呼んでいた人3人に年賀状を出し続けている。
中学1、2年の時の担任で、もう定年を迎えられた方。兵庫県の人。
高校2年の時の担任だった人。千葉県の人。
そして大西先生。東京。
この3人に共通する何か規則性のようなものがあるのかと考えてみたが、何も思い当たらない。
今、珍しくこの時間に目が覚めてネットを見ている。
猫の朔が布団に入って来た。
明日は冷える。

wonderland1990-2006

wonderland1990-2006