CONTAX T2には感度800のネガカラーが使いやすい


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

※富士フィルムから、感度800ネガカラーフィルムの販売終了がアナウンスされました。2019年12月に販売終了だそうです。
http://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0090.html

先日、noteで「T2で撮ってみた」と題したマガジンを3点発行した。(いずれも無料)

Velvia50(感度50、リバーサルフィルム)
https://note.mu/iijiman/m/mc90b9564b6e3
Venus800(感度800、ネガカラーフィルム)
https://note.mu/iijiman/m/m4c5a4647f0ca
Venus800(感度800、ネガカラーフィルム)
https://note.mu/iijiman/m/m2868020a4b9a

理論上は美しい仕上がりが得られるはずの感度50のリバーサルでは、露出が不足しているものが多くて、いまひとつ失敗している感じのカットが多かった。公開しているものもアンダー気味だけれど、実際にはもっと酷いカットがあった。あと、手ブレに弱い。三脚を立てずに撮った写真は、ほとんどが手ブレしていた。撮影した場所が朝の曇天下や室内で、どうしても暗くなりがちだったということはある。
逆に、感度800のネガカラーフィルムが、予想外に好調だった。屋外晴天下でも露出オーバーにならず、室内でもそれなりに綺麗。理論上はリバーサル(しかもVelvia)に発色が劣るはずのネガカラーフィルムであるけれど、実際に上がりを見て見ると、必ずしも色が悪いとは言えず、適正露出となっているカットに関して言えば(というか、ほとんどが適正露出だった)、Velviaで失敗したカットより格段にいい仕上がりになっている。
今回あらためて思ったのは、Contax T2には、感度800のネガカラーフィルムが使いやすい、ということだった。感度1600では、屋外晴天下でどうしても「黒の締まり」が物足りなく(それだけ暗い部分の光もよく拾っているというとこではあるけれど)、また、感度1600のネガカラーフィルムと感度800のネガカラーフィルムの間には、発色の良さという点で、感度800のネガカラーフィルムの方が優れていると思った。
今後は、Contax T2には積極的に、感度800のネガカラーフィルムを使ってみようと思う。