感想と予測:涼宮ハルヒの驚愕。驚愕の理由は?


カテゴリー: テキスト日記萌え | 投稿日: | 投稿者:

5/25、涼宮ハルヒの驚愕(前・後)が届いた。
早速読んだ。夜の1時過ぎくらいに読み終えた。

SS「涼宮ハルヒの微笑」作者が完成度の高い「完結編」を作ってしまったので、原作はどうなることかと思っていたけれど、さすがは原作者というべきか、原作は原作で、なるほどという展開を見せてくれた。

以下、ネタバレも含みつつ、感想。

まず、そもそもこのタイトルがなぜ「涼宮ハルヒの驚愕」なのか。何に「驚愕」したのか。
それは、確かに後編の後ろの方で、ハルヒが確かに「驚愕」しているのだけれど、「タイトルに取り上げるほど」の驚愕だろうか?
いや、確かに一般的な女子高生があの場面に遭遇したら「驚愕」するだれろうけれど、何しろハルヒである。ましてや相手はキョン。
作者が、シリーズ9巻「涼宮ハルヒの分裂」執筆時に構想していた「驚愕」の内容は、果たして本当に、これだったのだろうか?

巷の噂の通り、作者は本当は10巻「驚愕」でシリーズを完結させようとして、一度は原稿を書いたが、売れに売れているハルヒシリーズを終わらせたくない角川からダメ出しを喰らって、しぶしぶ書き直したということは、ないだろうか?
一旦出版してしまった本のタイトルを改めるのは難しいのだろうけれど、話の内容としては、シリーズ9巻は「涼宮ハルヒの分裂(前)」として、今回の2冊は「涼宮ハルヒの分裂(中)」「涼宮ハルヒの分裂(後)」と、3冊セットということにした方が、より自然な感じがすると思う。
もっとも、現状がどうしても気に入らない、というほどの不満があるわけではないけれど。

初回限定版を注文したので、「特製小冊子」が付いて来た。原作者によるショートストーリーの中に出てくる挿絵、29ページの「佐々木」。思わずキュンとしてしまったファンは多いのではないだろうか?もしかすると、この「濡れ佐々木」のフィギュアが発売されるかもしれない。

小冊子48ページの「カバーデザイン百花繚乱」を見て思ったのだけれど、ハルヒって、1巻の頃に比べて、10巻の方が「髪がより短い」ような気がするのだけれど、気のせいだろうか?長門有希や佐々木もそうだけれど、ショートカットの萌えキャラというと、あとは「けいおん」の唯ちゃんが目立つくらいで、あまり多くないような気がする。「驚愕」ではには更に、ヤスミというショートカットキャラも登場する。ハルヒシリーズはなぜ、「ショートカットの萌えキャラ」が多く登場するのだろう?

藤原。まさかそれだけの理由で過去に来ていたんですか?単なるシスコンだったとは・・・?

谷口。相変わらずキーポイントを抑えてくれるなあ。キョンがハルヒの「鍵」というなら、キョンの「鍵」は案外、谷口なのかもしれない。

あと、勝手に予測。「ねんどろいど」で次に商品化されるのは誰か?
ねんどろいど「佐々木」は、何となくありそう。
ねんどろいど「周防九曜」も、「分裂」の段階では考えられなかったけれど、「驚愕」で活発に動いてくれたし、独特の風貌にファンが付きそうなので、意外に有るかもしれない。
ねんどろいど「橘京子」は、うーん、どうだろう。何か、思ったより影の薄い存在だったようで・・・
「谷口」「国木田」「藤原」。それはちょっとないかも。