花火


カテゴリー: 写真日記 | 投稿日: | 投稿者:

昨日の夜は、湯河原の花火大会の1回目だった。

2013/7/15湯河原の花火

2013/7/15湯河原の花火

2013/7/15湯河原の花火

2013/7/15湯河原の花火

花火を撮るには、三脚とバルブ露光が必須、というのは銀塩の頃の話で、黒く綺麗な夜空に花火の光跡をフィルムに写すには、そうするよりほかなかった。フィルムの感度は100とか、高くて1600とか、そのくらい。感度が高いと粒子が粗くなるということもあって、綺麗な写真を撮ろうと思ったら低感度のフィルムを使わざるを得なかった。
今は感度6400とか12800とか25600とか設定出来る上に、手ぶれ補正もかなり強力なものが出て来ているので、手持ちでもそれなりに(あくまで「それなり」だが)撮れてしまう。
私たちが花火を見物している時、網膜には、光跡ではなく、あくまで、瞬間瞬間の「光の点の動き」が見えていると思うので、こういう写真の方が、見た目の記憶に近いと思う。だから何なんだ、こんなノイズだらけの写真を出して恥ずかしくないのかという話も有り得る訳ですが、人からどうこう言われて気にする歳でもなくなってきたのかもしれない。綺麗な写真を見たければ、綺麗な写真を撮る人の作品を見ればよい、記憶の断片を残しておきたい、というのが、私の写真なのかもしれない。