最近写真を撮っていない


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

今日、ある出張先へ行って来た。そこは下請けで入っているのであくまでも場所は秘密ということになるが、海の近くだ。海と言えば、私は写真学校の卒展に、海で撮った砂の写真を出した。あれは1998年頃のことだから、もうあれから15年になる。今日、海の匂いをかいで、そのことを思い出した。

15年経って、職業的な場面で使用される写真は、銀塩からデジタルに完全に移行した、と言ってよいだろう。
職業的でなくても、私はもう銀塩のカメラを持っていない。道具に執着しないタイプというか、使わなくなったカメラは中古屋かオークションに出して換金してしまう。今持っているのは、オリンパスのE-5とE-PL5。

撮影料金を取るような写真はもう(私は)原則としてお断りしているのだけれど、稀に、どうしても「素人では手に負いかねる」写真が必要で、かつプロカメラマンを呼ぼうにもそこまでお金は掛けられないし急なのでスケジュールを組む時間もない、という時に、私の出番があって、つい最近では、近所にオープンした「しあわせ中華そば食堂にこり」の夜景の外観写真とか、まあ、その程度ではあるけれど、この界隈では私以外に撮れそうな人がいない写真というのが、稀にある、そういう時にE-5を使う。以前はガキ大将ラーメン湯河原店のメニューブックの写真(ラーメンとかおつまみとか)なんかも撮っていたのだけれど、にこりはメニューに写真を使わない方針になったので、私の出番はなくなった(ただし写真なしのメニューを制作しているのも私なので、そういう意味では出番は全然ある。撮影の出番がなくなったということ)。外観写真は、夜景と、あと昼間も青空バックで撮ったのだけれど、辛うじてそのくらいで、仕事で撮った写真は久しぶり。
他にE-5があって良かったなと思うのは、オークション。オークションの写真もやっぱり一眼レフ+マクロレンズでないと撮りづらい。メイプルリーフ1/4オンスの損きりをした時には、やっぱり一眼レフでちゃんと撮った写真が出せて良かったなと思ったけれど、実は買ったときより2万近い差損を出しての売却で、カメラの購入費用の回収どころか、逆に支出が拡大しただけだった訳です。なんちゅうか。あほくさ。

E-PL5は、主に朔ぴょんとひな。それと、この豆日記に載せるアイスとか撮っているけれど、それって「写真を撮っています」というほどのものでもないような。E-PL5は、とりあえず便利。多分他の人が携帯電話で撮るような写真を、私はこれで撮っているのだと思う。朔は本当に可愛い。朔は、可愛いよ、可愛いよと話しかけながら撮ると、ふふーん、そうでしょう。もっと褒めなさい。という顔をする、ような気がする。でもたまにしか撮らない。撮っていない。

去年など、朝の散歩で写真を撮っていた時期もあったけれど、最近は散歩にも出ていないので、そういう写真も撮らなくなった。

写真学校に通っていた頃には、1年で400本くらいフィルムを消費していた。
あれは撮り過ぎだった。断言する。撮り過ぎという事態はありうる。どういうことかというと、「撮っただけで、撮った写真をよく見ていなかった」。つまり、「見る時間を削ってまで撮る」というのが、撮り過ぎという状態だ。これもまた、馬鹿馬鹿しい行動であったなと思う。

しかし、今、私、写真を撮らなくなったなあ。昔は出張の時にはカバンにカメラを忍ばせて、なんだかんだと撮っていたような気がするのだけれど。

年を取ったせいもあるかもしれない。左のもみあげに白髪が随分増えた。
明日は、明珠堂に指圧の予約を入れた。ついでに、その近くの美容院で髪も切ってこようかなあと思い始めている。