坂本龍一「音楽は自由にする」


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

今日、町立図書館から電話が来た。
予約していた坂本龍一の本「音楽は自由にする」が貸し出せる状態になったという。早速自転車を走らせ(図書館は丘の上にあるので自転車で行くのは大変だ)、受け取りに行った。「西又葵です。」は買ったのに、なぜ同じ自伝の坂本龍一は買わなかったのだろうかと、自分でも不思議に思わなくもない。
さて、それは単行本1冊なのだが、さっきまで読んでいた。ほぼ一気に読んでしまった。
正直なところ、特別驚くようなことは書いていなかった。だが、この人は、周囲の要請がそうなっていたという事情はあったにせよ「1週間ほぼ徹夜」とか、そういう無茶苦茶なスケジューリングがしょっちゅう出てくるような気がした。飯島意匠ならお断り申し上げる仕事のやり方だ。実際、そういうクライアントとは、うまーいこと言って距離を置いて、ついには事実上絶縁した。
有名になってしまったということもあるのだろうけれど、この人の人生は忙しそうだ。私には出来ないなと思った。
あと、やっぱりこの人は「音楽」というものについて特別な能力を持っているのだろう。タモリが「喋る」ということに特別な能力を持っているように。
と、そんなことを思った。
もう読んじゃったので明日にでも図書館に返してもいいような気もするけれど、ひなが読むかもしれないし、図書館は来週1週間「蔵書整理」のため閉館になるので、今しばらく私の手元に置いておこうと思う。(返却期限は4月23日と指定されている。)
なお、私の手元に届いたのは第3刷で、3月30日発行とある。まだとても綺麗な状態だ。そして、天の部分に湯河原町のマークのゴム印が押されている。つまり、湯河原町が税金を使って町の資産として買い取ってくれたということだ。
これは確かに町の資産として保有しておく価値のある本だと思う。前に、何かの新刊本=何という名前の本だったかは忘れた、外国の人が書いた本の翻訳で、宇宙に関することだったように思う=を借りた時には、秦野市立図書館から借用した本が届いた。つまり、湯河原町はどんな本でも買ってくれる訳ではない。今が4月で年度当初で、まだ予算があったということも購入理由の一つかもしれないけれど。