初音ミク,Amazon,After Service


カテゴリー: YouTube萌え | 投稿日: | 投稿者:

https://youtu.be/0zPAefHLJss
YouTubeで初音ミクを検索していて、これを見つけた。
YouTubeで指摘している人が居る通り、このアレンジは散開ライブに似ている。
というか、散開ライブのアレンジでないとRYDEENに歌詞がないんですね、初音ミクに歌わせようにも。歌詞というか、かけ声というか。

で、これを聞いているうちに、久しぶりに「元の」YMOの散開ライブ盤After Serviceを聞きたくなった。
実は、After Serviceを持っている。
持っているけれど聴けなかった。なぜならアナログ盤だから。
1984年、発売直後に買った。まだ高校生だった。当時は聴けた。アナログのレコードプレーヤーを持っていたから。というか、CDプレーヤーなどまだ10万円くらいしたのではなかったかな、とにかく高嶺の花だった。
そして今、アナログのプレーヤーを持っていない。だから聴けない。CDプレーヤーどころかDVDプレーヤーが5000円くらいで売られている現時点で、アナログプレーヤーがない。
最初は、中古の安いアナログプレーヤーをオークションで探そうかと思った。

だが、考えてみると、うちには3組(4枚)しかアナログ盤がない。
After Serviceが2枚組で1組。
日本版Yellow Magic Orchestra(ファースト)が1枚。
(つまり、YMOのデビューと解散「だけ」を持っている)
高橋幸宏のWild and Moodeyのアナログ盤が1枚。これは中古レコード店で買った。
しかも、After Service以外は、CDで持っている。
Wlid and Moodyは、1998年、JR逗子駅前の「逗子レコ」で新品CDのデッドストックを発見した。かなり嬉しかった。
(Amazon.co.jpの公開は2000年11月?、Yahoo!オークションは1999年9月?)
話があちこちに行っているが、元に戻すと、After Serviceを聴くためだけにアナログプレーヤーを買うのは、もったいないのではないか、と思い直した。もったいないし、ホコリとか傷とか、あの面倒臭さをあえて経験したいとは思わなかった。
それより、同じ中古でもCDを買った方が安いし音も良いではないか、と。
CDプレーヤーが安くなったとき(といってもそれでも5万弱、80年代終わり頃)、ああこれで、アナログ盤のホコリや傷に神経質から解放されると、心から嬉しく思ったものだ。

ところがここで、ややこしい話が出てくる。

After ServiceのCDには2種類あって、1つはCD1枚で16曲入り(アナログ盤より3曲少ない)、もう1つはその後に発売されたCD2枚組で19曲入り。
そしてそれとは別に、Complete Serviceというアルバムがあって、これにはAfter Serviceに収録されなかった曲も収録されているが、別音源をミックスで被せている。
いったい私は、どれを買うべきか。

16曲入りは論外として、Complete Serviceは既に廃盤になっていて、Amazonで7000円以上の価格が付いていた(11/4現在、かなり下がって4000円くらいになっている)。
Yahoo!オークションでもやはり、3000?4000円くらいだった。
このComplete Serviceについて、最初は気を引かれたが、ネットで色々調べてみると、どうも、あまり評判は今ひとつのようだった。

しばらく迷ったが、結論は「やはり2枚組のAfter Serviceを聴きたい」であった。そこまで決断するのに1ヶ月くらいかかった。
そしてYahoo!オークションに臨んだものの、今度は「安くて良いもの」を落札しようとするが、どうしても、直前で負けてしまう。このところYahoo!オークションでは、直前に他の人に落札されるという「競り負け」が続いていて、かなり鬱だ。

もういいや、夜遅くまで起きて気を揉んでいるよりAmazonの中古を探そう、ということにした。
結局、送料込み2440円で、比較的状態の良い中古のAfter Serviceを購入した。

で、これを買って初めて知ったのだが、この2枚組CDの中には、1993年頃に取材されたと思われるYMO3人のインタビューが入っていた。これが意外に良かったというか、嬉しかった。
1984年のAfter Serviceしか知らない私は驚いた。そんなことどこにも書いていなかったよ、と。
私は、曲はともかく、あの散開ライブのナチスを連想させるステージセットは「カッコいい」ことは理解するが、決して好きになることは出来ない、好きになる訳には行かないという思いがあった。そのステージセットに関するコメントが、インタビューの中に含まれていた。「そうだろうなとはわかっていたけれど」当事者から改めて説明をしてもらうと、腑に落ちるというか、一種の安堵感のようなものがある。

長くなったけれど、そういう訳で今、After Serviceを聴いている。
iTunesに入れて、東風、中国女、BIHIND THE MASK、SOLID STATE SRVIVER、TECNOPOLICE、RYDEENだけを聴いている。
このセレクションにして、君に胸キュンあたりを外してしまうと、ある意味で「洒落にならない」ような気もする。何しろ、あのステージで演奏していたのだから。