Perfumeの東京ドーム公演2daysの1日目、2013年12月24の公演に行って来た。
ファンクラブに入っているので真っ先に予約して、アリーナ席をいただいた。
実は私、東京ドームって初めてなんです。
野球場そのものは、高校生の頃応援委員会に入っていたので、ちょっと何回行ったか分からないくらい行ってるんですけど、千葉県立の高校生が東京ドームで試合をするはずもなく、かといってコンサートにもPerfumeのファンクラブに入るまではほとんど行かない人だったので、とにかく、初めてなんです。
で、東京ドームに行く前にヤフーオークション見たら、何だかチケットが1000円とかで激安で売られているんです。そのこと自体にどうこういうつもりはないんですけど、ただ、これじゃ空席祭りなのかなあと、ちょっと心配した次第です。
ところが、ですね、行って見ると凄いんですよ、空席、なぜか私の斜め前に2つあったけど、それ以外では、私の矯正視力の届く範囲では、全然ないんです。本当に空席あるのか?というくらい。私の前の2つの席も、1つは、仕事が延びてやっと駆けつけた感じのサラリーマン(30代くらい)がやってきて埋まりまして、もう1つの席は、売れなかったんじゃなくて、本当は来たかったけれど急な用事でこれなかった人なんじゃないかなという気がしました。
Enter the Sphereでライブが始まったのは、まあ、予想通りというか、あの曲自体、ライブの始まり以外に考えられないでしょうみたいな曲だったし、今回のアルバムタイトルとライブのタイトルが同じな訳ですし。それから、最新アルバムLEVEL3を中心に色々踊ってくれた訳ですけれど、プロジェクションマッピングを動く人に投影するっていうの、あれ、東京ドーム公演とかではちょっとどうなんだろうかと。だって本物の生Pefumeは、人形みたいに小さくしか見えない訳ですよ、そこに投影してもらっても、アリーナの横の方の席とか、ほとんど見えないんです。もっとも、その様子をカメラで写してリアルタイムで背後の大型スクリーンにも表示しているので、見えると言えば見える。確かにこれもライブといえばライブなんだけど、でもそれって「生Pefume」じゃなくて「映像」な訳で、極論すれば、テレビとかで見るのと変わんないじゃん、とか、ちょっと意地悪なことを考えてしまったりしました。まあ細かい話なんで、あまり気にしてないですけど。いや、それは却って失礼だろうか?エンジニアに対して。すみません。
あと、この3人は、本当にファンを大切にしてくれるなあと思いました。
それは、客席に向かって、本当に、本当に、笑顔を振りまきながら手を振ってくれるんですよ、かしゆかが手を振ってくれた時、かしゆかに私なんぞが見えているとは到底思えないのだけれど、それでも、精一杯手を振り返しました、それで、ほんの一瞬だけ、心の糸がぴーんと1本、張れたような気がするんです。かしゆかがこの話聞いたら呆れるかもしれないけれど、本当に嬉しかったんです。あの笑顔。あの手振り。かしゆかがたまたま近くに来てくれたからそれが印象に残っているけれど、3人ともそういうライブをやっているという気がするのです。
ファンを大切にしてくれていると思ったもう1つの理由が、「ジェニーはご機嫌ななめ」をいまだにやってくれてるということで、だってもう充分メジャーになって、ドーム公演4日間とかやっちゃうようになって、なのに、ファンが盛り上がるのを知っているから何だと思うけれど、ずっと昔からやってるカバーを、未だにやってくれるんです。
ポリリズムも歌ってくれた。チョコレイトディスコとか、ワンルームディスコとか、もう盛り上がる盛り上がる。
あと、ちょっと驚いたのはコンピューターシティーを歌ってくれたこと。その歌についての思い入れについて語ってくれたこと。私はポリリズム以降のファンなので、Perfumeの苦労時代のことってほとんどというより全然知らないんです。そんな時もあったのか、と。
結局、6時開演の予定が6時15分くらいに始まったけれど、9時過ぎくらいまでライブやってた。3時間立ち詰めで、しかも一緒に手を振ったり踊ったりして、もう、東海道新幹線のぞみ東京新大阪間立ち詰めより体力的にきついかもしれないというか、マジ腰が痛いんですけど、それでももう、無茶苦茶楽しかったです。
帰りが遅くなって、大船でサンライズ出雲&サンライズ瀬戸に追い抜かれたりして、日付が変わるくらいになって、ようやく帰ってきました。
Perfumeが落ち目になったら、かながわ県民ホールとかにも来てくれると行くのに便利だし、客席とステージ近いんだけどな、とか思っていたけど、なんか、そういうのは少なくとも当分は無理っぽいです。Perfume凄いです。
せめて横浜アリーナに来てくれないかなあ、そうしたら新幹線で小田原から一駅なんですけど。