西宮の旅


カテゴリー: 写真日記萌え鉄道 | 投稿日: | 投稿者:

朔を失って2ヶ月と少しの時間が過ぎた。
朔が天に召されたら……それは当分先の話だと信じていたが……、一度行ってみたいと、ひなが言っていた場所がある。
西宮。
私が6歳から14歳までを過ごし、価値観とか人間関係とか、いろいろな影響を受けた街。今は日本盛の酵素を飲んでいるが、これも、一つには「体の一部に西宮を取り込んでおきたい」という心理的な理由があったりする。日本盛の酵素の製造場所は兵庫県西宮市用海町。宮水が湧き出て、おいしい日本酒が造られている場所でもある。

で、9月26日に行ってみた。
私も、2001年以来なのでかなり久しぶりの訪問ということになる。

熱海から新幹線「ひかり」に乗る。熱海に停車するひかりは一日数本なので貴重。

熱海駅に入るN700Aひかり

熱海駅に入るN700Aひかり

ものすごく久しぶりに大阪に来た。大阪梅田にヨドバシができたりして、この街もぐんぐん変化しているのだなと思う。

大阪

大阪

阪急神戸線に乗る。7000系、懐かしいなあ、思い切りリニューアルされているけれど、私が西宮に住んでいた頃に製造が開始された車両。阪急電車の最大勢力にして神戸線の主力。

阪急7000系と、ひな

阪急7000系と、ひな

中学校の同級生が経営するお店に立ち寄る。震災前までは呉服店だったが、震災後に今の再開発ビルが出来て、そこでペット用品店を経営している。

ふるふる

ふるふる

中学の同級生2人と合流して、珈琲屋ドリームに行く。ハルヒの聖地であるが、アニメに登場する店舗はすでになく、100mほど離れた場所で再開している。ここは直火式焙煎機で自家焙煎を行っていて、珈琲はとてもおいしかった。

珈琲屋ドリーム

珈琲屋ドリーム

あ!みくるちゃん!

みくるちゃん

みくるちゃん

同級生と別れてから、自転車を借りて、私の育った街を見に行く。
私が通っていた中学校。瓦木中学校。当時は怖い先生とかいて、軍隊のような中学校だったけれど、今はどうなのかな?

瓦木中学校

瓦木中学校

通学で歩いていた道の風景。左側の田んぼや農作業小屋は昔とあまり変わっていないように思うけれど、右手にはマンションが建てられつつあった。このあたりもいろいろ風景が変化しているが、30年以上もたてば、まあ、そういうものであろう。

瓦木中学校からの道

瓦木中学校からの道

このあたりには水田のほかに野菜を作る畑も結構あって、この場所で井戸水を使って野菜を洗って出荷する。

野菜洗い場

野菜洗い場

畑は、減ったけれど、ゼロにはなっていない。

畑

野菜洗い場の近くに、全品100円という自動販売機を発見する。

100円の自販機

100円の自販機

私が卒業した小学校、高木小学校。今は児童数が激増して、高木北小学校(野菜洗い場の背景に移っている建物)が新設された。子供の数が減っているというこのご時世に、凄いなと思う。

高木小学校

高木小学校

水田は実りの季節。

稲穂

稲穂

ぶどうを栽培している畑もあった。西宮でぶどうを作っているとは知らなかった。

ぶどう

ぶどう

自転車を返却するため、同級生の経営する、「アトリエ吉田」という、時計修理の仕事場兼自宅を訪ねる。ちょっと上がっていって、ちょっと変わった空間だから、というので上がってみると、なるほど時計がたくさんあって、不思議な空間だった。古い柱時計や鳩時計などの修理が出来るとのこと。

アトリエ吉田

アトリエ吉田

津門川。昔は汚いどぶ川だったが、今は水が綺麗になって自然が回復してきており、鯉や鴨ばかりか、ヌートリアまで生息しているという。

津門川の鴨

津門川の鴨

西宮北口から一駅先の、門戸厄神駅まで歩く。門戸厄神駅前のspoon cafeに立ち寄り、私はパンケーキ、ひなはサラダを注文する。

パンケーキ

パンケーキ

門戸厄神駅前にたこ焼き屋が出来ていた。あつあつのたこ焼きを買った。

たこ焼き屋

たこ焼き屋

その日は宝塚ホテルに泊まった。阪急系のホテルで、一度泊まってみたいなと思った。さすがに売店なども小洒落ている。

宝塚ホテルの売店

宝塚ホテルの売店

宝塚ホテルのロビーに「お菓子の阪急電車」が飾ってあった。25kgの砂糖に寒天を混ぜて作ったという。10年前に阪急100周年を記念して作ったそうで、阪急草創期の車両を再現したのだという。床下機器まで作り込まれていて、ちょっと感動する。

お菓子の阪急電車

お菓子の阪急電車

宝塚ホテル西館からの夜景。兵庫県内に泊まるのは、30年ぶりくらいになるだろうか?

宝塚ホテルからの夜景

宝塚ホテルからの夜景

翌日(9/27)、阪急今津線で帰る。3000系。なんと昭和42年製造。私と同年齢。鉄道車両で50年というと、かなり古い部類に入ると思うが、阪急のメンテナンスは流石で、まるで作りたてのような綺麗さを保っていた。

阪急3000系

阪急3000系

西宮の旅は楽しかったけれど、帰ってきて朔が待っていないというのは、やはり淋しいものだと思った。