あちこちの教育委員会が「学校への携帯電話持ち込み禁止」を言い始めている。
これが高校まで波及するとなると、ちょっとした変化が起きそうな予感がする。
高校生なんかが「携帯のメールをやりとりする」「携帯のゲームで遊ぶ」「わからないことを携帯で調べる」といったことを、出来なくなる。
上記と全く関係ないことだが、UMPC(ウルトラ・モバイル・PC)の価格競争に引きずられるかのように、スタンダードサイズのノート型PCまでが、じわりと価格を下げ始めている。
例えば、ヒューレットパッカードが、A4サイズのノート型PCで、ネットを見たりメールをやりとりするのに充分なPCを、53130円(送料込)、DELLは54980円(送料込)、国内メーカーはまだ頑張ってもう少し高い価格を付けているけれど、下げてくるのは時間の問題ではないだろうか。
とすると、である。
携帯であれ何であれ「ネットに全く接しない子ども達」と、「携帯を経験せずPCでネットに接するようになる子ども達」の2つに分かれるようになるのではないだろうか。
彼らはそのまま「ネットに接しない大人」と「携帯は電話+α程度にしか使わず、ネットはPCで利用する大人」になる。
言い換えれば、今は「ネットを主に携帯で利用する」という元子供(やがて大人)が居るとしても、この層が消えて行く。
高校生なんかも「PCのメールをやりとりする」「PCのゲームで遊ぶ」「わからないことをPCで調べる」ようになるかもしれない。
そして気付く。ネットは、携帯よりPCの方が、使いやすい、と。
大画面で画像の見られるショッピングとか、PC向けサイトの膨大な情報量にアクセスできるGoogle検索の使い勝手など、携帯電話ではどうしても体験できないものが、PCにある。
この話に結論はない。ちょっと気になったので書いた。