ポン子ポイントは腎兪(じんゆ)らしい


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

私たちが「ポン子」と呼んでいるのは、猫の背中の、腰の少し上あたりを、ポンポンと軽く叩いてあげることである。これをすると、大抵の猫は喜ぶ。朔はしないけれど、母屋の猫達はポン子が特に大好きで、腰を持ち上げてハイヒールのような格好をしたり、さらには体をねじりながら気持ち良さそうにうっとりとしたりする。

実は猫だけではなくて、人間も腰の少し上あたりを平手でポンポンと叩くと気持ちいい。
そのポイントを私たちは「ポン子ポイント」と呼んでいる。Microsoftに「パワーポイント」というソフトウェア製品があるが、それとは何の関係もない。

で、そのポン子ポイントについて、なぜ気持ちがいいのか私たちなりに考えてみたところ、やっぱり脊椎動物は脊椎の周囲に軽い刺激を受けると気持ちいいのではないか、との結論に達した。猫であれ、人間であれ。

ところで私は週に二回、明珠堂で鍼灸治療を受けている。四十肩で腕が上がらなくなっていたのを、これで随分良くしてもらった。その明珠堂では、いつも、最初に私の脈を診たり、舌を診たり、おなかのあちこちを触ったりして、その時の体調を診断してもらっている。そして、その診断に基づいて鍼灸治療をしていただいている。

それで、最近気がついたのだけれど、どうも明珠堂では「ポン子ポイント」にお灸を据えることが多いようだ。実際、そこにお灸を据えてもらうと、気持ちがいいような気がした。
それで明珠堂の先生に「そこ気持ちいいです」というと、ここは「腎兪(じんゆ)」というツボだとのことだった。ツボについて私は詳しくないので、詳しいことはGoogle先生とかで検索していただきたいが、今日、明珠堂の先生に「猫もそのあたりを軽く叩くと喜ぶ」という話をした。そうしたら、やはりそこは猫にもツボがあって、軽くポンポンと叩いてあげたり、優しく撫でてあげるといいですよ、とのことだった。

今日、腎兪のお灸が気持ちいいと話したら、今日は少し長めにお灸を据えてくれた。
そうしたら、あまりにも気持ちがよくて、帰宅後少し眠ってしまった。