嫌な夢を見た。
その時私は(夢の中で)全身がしびれていて、何か厚い雲のようなものにつつまれている感じだった。そこは神奈川県横浜出納事務所だった。(注:神奈川県横浜出納事務所というのは1990年頃に実在していた県庁の出先機関であり、私が最初に正社員として働いた場所であるが、現在は組織統廃合により存在しないし、私自身今は県職員ではない。)
で、仕事が終わって帰ろうということになって、そうしたら、なぜかエレベーターが節電のため「10階から1階までノンストップ」という設定になっていた。しかし私は厚い雲に覆われている上に全身がしびれているので、どうにもこうにも苦しかった。そして私はなぜか財布に現金7万円が入っているのを知っていた。(注:現実の私は財布に7万円も入れていることはまずない。高い買い物はクレジットカードを使うから。)7万円も持ち歩くのは危ないと思いつつ、この体の状態ではますます危険じゃないかと考えた私は、横浜銀行のATMにこの7万円を預けることを決心する。そして、横浜駅西口の壁面に設置されていた奇妙なATMに7万円を入れるのだが、全身がしびれていてしかも厚い雲に覆われているので、果たしてこれが本当にATMなのか、操作を間違ったりしていないかと心配になる。7万円を入れてよくわからない丸いボタンをあちこち押しているうちに「ご利用明細書」が出て来たのでそれを受け取った。ボタンをさらに連打すると何枚か紙が出て来た。
これでよしと思って、そのまま横浜駅の雑踏(まだ東横線が地上を走っていた頃のイメージで、人の流れがメチャクチャで歩きにくかった頃の感覚)を歩きながら明細書をよく見ると、それはATMの利用明細書ではなく、横浜市バスの回数券の領収書で「54000円」と書いてあった。あとから出て来た紙は「1700円」の回数券の領収書だった。ところが私は回数券本体を持っていない。これでは払い戻しも出来ないではないか!これはヤバいということで自動販売機のところに戻ろうとするのだが、体が厚い雲に覆われていて自由に動けない・・・というところで目が覚めた。
全身が痺れて厚い雲に覆われる夢は、時々見るのだけれど、すごく嫌だ。