私は陸上競技には全く興味がなく、中継など見ることもほとんどないのだけれど、今日の男子200m予選は見てしまった。ボルトが見たくて。予選を通過しないとは思っていないし、通過するに決まっていると思っていても、勝った後の「ライトニングボルト」が見たくて。そうしたら、何と、走る前にやってくれた。「ライトニングボルト」。あの、両手で弓を引くようなポーズ。この人、ファンサービスする人だなあ、いい人だなあ。世界最速かつお茶目。
で、彼以外に「ジャマイカ」で知っているものが何かあるかというと、コーヒーだ。
ジャマイカのコーヒーと言えば、日本人なら「ブルーマウンテン」を挙げる人が多いと思う。いくら通貨高とはいえ、べらぼうに高い豆を喜んで買っているのは日本人だけだという話もある。ただ、私自身も思うのだけれど、ブルーマウンテンのほのかで繊細な風味は、日本人好みではあろうかとも思う。
しかし、ジャマイカで美味しいコーヒーといえば、ブルーマウンテンしかないのかというと、そうではない。ジャマイカのブルーマウンテン(山)の、標高800m〜300mの農園で作っている「プライムウォッシュド」も充分美味しい。青紫色を連想させる甘い香り。緩やかなコク。ほのかな甘み。よほど注意しなければブルーマウンテンと区別がつけられないくらい、よく似た味わいがある。価格は、神田珈琲園では約半額といったところ。
ボルトが200mでも優勝したら、久しぶりに「プライムウォッシュド」を買ってみようかな、などと思った。