またまたAmazonで渋い買い物をしてしまった。
「復刻版 私鉄の車両 関東鉄道 筑波鉄道 鹿島鉄道」。
届いてみると意外に小さい感じがしたが、カラー写真が多く、かなり充実している。1985年、まだ筑波鉄道も鹿島鉄道も走っていた頃(現在は廃線)に発行された本の「復刻版」。この本を読んでいると、あたかもまだ筑波鉄道が走っているかのような錯覚を覚えてしまう。
この本のP.44に、キハ461のモノクロ写真がある。現在、鉄道博物館で「キハ41307」として展示されている車両の、最後の現役時代の姿だ(ただし、本によれば「休車中」とある)。
実は、このキハ461らしき車両を、小学生の頃、親戚につれられて行った線路端で、ちらっと一瞬だけ見たことがある。正面4枚窓の印象は強烈で、ある意味で一目惚れだった。あれから四半世紀。博物館で保存されると聞いて、よほど「再会」に行こうかとも思ったのだけれど、何しろ片道2時間くらいかかるし、鉄道博物館は混雑しているというので、二の足を踏んでいた。
鉄道博物館までの片道交通費より本の方が安い。
渋い本だけれど、よい買い物をしたと思っている。