急にではあるけれど、昨日、オカメインコを譲って貰えることになった。
今年の2月に生まれた若い雄という。
で、今日、お迎えに行った。行き先は井荻駅。ってどこ?と思って調べてみたら西武新宿線だった。
西武新宿線。自社の遊園地の広告を掲載しているあたりは、私鉄らしいなあと思う。
しかし西武線もいつの間にこんなにシャレオツな車輌になっていたのか。
と思っていたら、鷺ノ宮で乗り換えた各駅停車は、昔ながら(?)の黄色い西武線だった。
ひなはかつて西武線沿線に住んでいたこともあった。
井荻駅には、フレンドリーな鳩がいたけれど、何もくれないと察すると、それ以上近づいてこなかった。
湯河原まで3時間くらいかけて帰る。
自宅着。最初は心細そうにしていたぴいよちゃんだったが、次第に慣れてきて、手に乗ってくれた。
インコやオウムは「キラキラしたものが好き」というのは、本当のようだ。
ブリーダーさんの話によると、ぴいよちゃんは2019年2月生まれ。他の人に貰われていく予定だった。ところが急な事情でその方が引き取ることが出来なくなり、他に希望者も現れず、今まで残っているうちに大きくになってしまったという。
実際、他のブリーダーさんのサイトなどを見ても、オカメインコのヒナの募集はあっても、ある程度大人になった(といっても、半年ではまだ人間の小学6年生相当だそうである)オカメインコの募集は、なかなかないようだ。ヒナから育てたいという人が多いという事情もあるのだろう。私たちは元々、オカメインコをヒナから育てる自信はなかった。それで最初は、成鳥だけれど何かの事情で飼えなくなってしまった人からの譲渡を期待していたのだけれど、ほとんど情報がなかった。では、ブリーダーさんから、ということで探してみたのだけれど、こちらもヒナが多くて、一人餌にまで育ったオカメインコはほとんど情報がなかった。
私たちは「白」にこだわりはなかった。普通の「オカメインコっぽいオカメインコ」で構わなかったのだけれど、たまたま今募集中だったのがこの子だけだった。
全身ほぼ真っ白で、翼と尻尾に僅かに(シルバーの)色が付いている、というのが、何となく、猫の朔と共通しているような気がして、これは朔の生まれ変わりかも知れない、と思ったりもした。
オカメインコは繊細な鳥で、環境が変わると最初の2~3日はエサを食べないこともあるそうなのだけれど、ぴいよちゃんは今日からエサを食べ、水も飲んでいた。人なつこいところがあるのか、最初は警戒気味だったけれど、話しかけたりしているうちにだんだん慣れてきて、手に乗るようになった。まさか手乗りになるまでは期待していなかったので、嬉しい。
オカメインコは15年から20年くらい生きることが多いという。
ぴいよちゃん、これから、ひなとまめをよろしくね。