味わいのある写真集「1960年代 路面電車散歩」


カテゴリー: テキスト日記鉄道 | 投稿日: | 投稿者:


小田原の三省堂の店頭で、1冊の本が、ふと目に留まった。
「1960年代 路面電車散歩」。
モノクロの写真集。
鉄道写真家の諸河久さんが、若い頃に中判カメラで撮影した、路面電車と、路面電車の走る街、人々。
写真が綺麗で、味わいがある。
話にしか聞いたことのなかった、札幌市交通局の「路面ディーゼルカー」、花巻電鉄鉛線「馬ヅラ電車」(車体の幅が1.6mしかない)、東武鉄道日光軌道線。いずれもその現役時代の写真があった。
1960年代がそんなに羨ましいかと問われると、ネットも携帯電話もない時代で、経済は上り調子だけれど、公害など今の比ではなかった。やっぱり現代の方がいい、ような気もするけれど、路面電車の走る街の風景は、ちょっといいなあ、と思ってしまう。