朔に起こされて金環日食を観た


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

正直言って、今回の金環日食はどうでもいいやと思っていた。

900年ぶりとか次は300年後とか、そんな、長門有希じゃあるまいし、何百年という時間を実感することなど出来ないのだから。

今朝、7時頃、猫の朔に起こされた。
もわーお、と鳴いて騒いでいた。ヤヴァい、何かを吐く時の声だ。
部屋に常備してある洗面器(そんなものが常備されている訳です、うちは)を持って朔を追いかける。やがて吐き始めた。毛玉。私たちが寝ている間に毛繕いをして、大量の毛玉を飲み込んでしまったらしい。毛の生え変わる季節だもんな。

そうこうしているうちに7時半前になり、そういえば日食じゃないかと思って窓を開けると、曇り空を透かして、少し欠けた太陽が見えた。雲がフィルターになっている。日食観察用のフィルター、いらないじゃないですか、これなら。買わなくて良かった。買ってないけど。ひなさんを起こして日食を眺めた。太陽はすぐに厚い雲に隠れてしまった。今日は曇りだからな、まあしょうがないだろう、これだけ見えただけでもよしとしよう、と。

それから朔のブラッシングとかしているうちに7時半になって、窓から外を見ると、再び雲が薄くなって来て、少しいびつながら、綺麗な輪になっている太陽が、雲越しに見えた。ひなさんと2人で、へえ凄いね、と話しながら見ていると、さらに雲が薄くなって来て、直視しているのがヤヴァそうな気配になってきたので、観察を終了した。

写真は、これだけのイベントなら新聞社とかが上手に撮っているだろうと思って、あえて撮らなかった。NDフィルター持ってないし。

という訳で、日食以外の理由で起きたのだけれど、日食は見た。