朔が右肘を捻挫した


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

一昨日の夜、ふと、ひなが気がついた。
最近、朔が「右手を持ち上げる」という動作を、よくするというのだ。
いや、「右前足」というのが正しいのだろうか?

言われてみてしばらく観察していると、確かに、前足を立てて座っている時に、ひょい、ひょい、と右手を持ち上げる動作を繰り返していた。

その日は既に動物病院が閉まっていて、次の日(昨日=火曜日)は動物病院の休診日だった。不安な気持ちを抱えながら眠れない夜を過ごし、今日、朝一番で動物病院に朔を連れて行った。しかし朝9時オープンの動物病院、8時45分に行ったら既に2人待ちだった。聞けば11歳になる犬とか、症状が重くて車から出せない犬とか、何と言うか、動物も大変だ。
で、3番目の診察で朔を診察室に連れて行くと、獣医さんは、朔の右手を持ち上げてくねくね動かしながら、指先から超音波でも出しているんじゃないかと思うほど慎重な手つきで診察を始めた。

で、診断は「朔、高いところから飛び降りたでしょ」。

どうやら、飛び降りる際にバランスを崩して、右腕の肘というか、右前足の膝というか、その部分を捻ってしまったようだ、ということであった。私はてっきり、右手の手のひら(というか肉球)に見えないとげとかできものとかあるのかと思っていたけれど、問題は手のひらではなく、肘の関節だったのだ。獣医さんグレート。触っただけでそこまで分かるんです。名医。動物病院の名前はあえて出しません、これ以上混雑されたらと思うと恐ろしくて。

それから、私は念のため「腫瘍とかの可能性はないですか?」と訊ねてみた。これが一番恐れていた事態であるが、「現時点でそういう判断はないです。5日分の痛み止めを処方します。それを飲み終わってもまだ痛くて手を持ち上げるようなら、その時はレントゲンを撮ってみましょう」とのことだった。

猫は高いところから飛び降りても怪我をしない、という俗説は、若猫の場合はそうかもしれないけれど、12歳にもなると、人間で言う75歳相当になるので、あまり無茶をしてはいけないようだ。

そういえば、であるけれど、朔は、前足を立てて座っている時には 右手を持ち上げる動作をするが、夜、私の布団に入ってきて横になって抱っこしている時には、右手を動かす動作をしないようであった。

ともかく、どうやら捻挫らしいということで、一安心した。