47歳のオハ47


カテゴリー: 写真日記鉄道 | 投稿日: | 投稿者:

先月47歳になった。もうおっさんだなあと思う。今ごろ思うな、とも思う。
ここ数年、誕生日近くに、どこかに出かける、ということをしている。
それで、今年は47歳なので、オハ47に乗ろうと思った。場所は大井川鉄道。キハ47でも良かったのだけれど富山か岡山まで行かなければならないし、サハ47はクラシック過ぎて残っていない。

大井川鉄道に行くのは20年ぶりくらいだと思う。
私は蒸気機関車には特別の思い入れはなく、むしろその後ろに付いている客車の方が引力を感じるのだけれど、久しぶりに乗ってみて思ったのは、ああ、やっぱりもう古くなっているなあ、ということだった。大規模なレストアを行う余裕もないのかもしれない。清掃は行き届いていて、座席のモケットなどはきちんと張り替えているけれど、全般的に、ちょっとくたびれているなあという感じはした。

オハ47

オハ47(写真:ひな)


(写真:ひな)
オハ47 398というのは、実は福知山客車区に所属していたオハ46 398で、元を正せばスハ43から編入されたグループの一員で、大井川鉄道に来てから、なぜかオハ47に改番された。その理由はよくわからないが、ともあれ、一応今の時点ではオハ47を名乗っているのでよしとした。

オハ47

オハ47(写真:ひな)


で、思ったのだけれど、帰り、金谷から静岡まで乗ったJR東海の普通列車(313系)が凄く快適なんです。揺れないんです。滑るように走る。それで110km/hくらい出している。
それと、静岡から乗った帰りの新幹線が、これまたN700A(ただしN700から改造されたグループ)で、車体傾斜を感じさせずに270km/hで走って、騒音も無印700系より静かになっているみたいで、座席もフィット感が心地よくて、もう、凄く乗り心地がいいんです。
オハ47は嫌いではないけれど、毎日どちらかに乗れと言われたら、私は313系かN700Aを選ぶと思う。
世の中は、少しずつとはいえ着実に、前に向かって進んでいるんだなあという気がした。
そんなことを考えた一日だった、47歳のオハ47。