2011年という特別な年、やはり原発震災のあったこの年というのは、確実に日本史に刻まれるであろうし、また、刻まれなければならないと思うのだけれど、その意味が本当に明らかになるには、あと4〜5年くらいかかるだろう。
つまり、今、私たちは「一種の奇妙なモラトリアムの中に居る」。
それを思うと笑っても居られなくなるのだが、あえて、「震災以外で印象に残っていること」を、ごくごく個人的に振り返ってみたい。そんなことなど何の意味も無いことは承知の上で。
エンターテイメントでは、DVDを色々借りた。今年になってからだ。TSUTAYAのオンライン会員になって、お試し期間無料特典を使って色々観た。一番面白かったのはやはり「ノルウェイの森」だった。菊池凛子さんって、顔がぺっちゃんこですよね。どうでもいいか、そんなこと。
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しかし、それにも劣らず個人的に面白かったのは「みなみけ」だった。
多分、私、震災で心がかなり参っていたんだと思います。今でも参っている。
そんな時、あのユルさが救いになるのかもしれない。
まあ色々ご意見はあるようですが、話は1期と3期、曲は2期が良かったです。アニメ界でまどマギが注目を集めるなか、今ごろになって「みなみけ」という、(私の)終わりっぷりに、自分でも呆れる。
http://hmk.iijiman.com/mamenikki/?p=2754
日記には書かなかったけれど、友人に長らく貸し出していた30年前のキハ20(の模型)が帰って来て、それはもう動かなくなっていたのだけれど、接点復活剤と接点グリスで回復に成功した。やっと動いているという感じではあったけれど、スケール相応の「本来の遅さ」に近い速度しか出ないという意味で、むしろリアリティがある。鉄道模型、もう欲しい形式は全部そろえてしまったなという感じ。EF15とDF50四国型とDD54が揃ってしまったら、それ以上はもう何もないでしょう(と感じる人は、決して多い訳ではないとは思う)。
あと、忘れかけていたのだけれど、2月26日に「虹の郷」に行った。
http://hmk.iijiman.com/mamenikki/?p=2218
震災前のことって、何と言うか、とても遠い過去のことのように感じる。
阪神大震災の時もそうだったなと思う。それを境に、過去のすべてが色あせてしまうような。
業務的には、今年着手した仕事で終了が来年に持ち越される案件がいくつかあって、何か、締まりのない年末だなあという感じがしている。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。