朔ちゃん、お帰り


カテゴリー: テキスト日記 | 投稿日: | 投稿者:

今日の夕方、吉浜の吉祥院に、朔の遺骨を受け取りに行った。
タクシーでお寺に行ってみると、驚くほど小さくなって朔は待っていた。
帰宅してから壺を開けてみると(セロテープで蓋が止められていた)、後頭部らしい骨があった。なぜ後頭部とわかったかというと、ぴょこっと飛び出している突起の感触に、朔の頭を撫でた時の記憶が蘇ったからだ。

一日に一度か二度くらい、どうしようもないこととわかっていても、無性に朔に会いたくなる。交差点で信号を待っている時、時間が空いて家の部屋でごろりとしている時。「なーでーこー」と声に出してみたりする。撫で子か。言うほどしなかったかもな。もっといっぱい撫で子したかった。ふわふわの毛皮の感触。死ぬ間際の、ごつごつに痩せた背中の感触。

朔ちゃん、ここはおうちだよ。もう病院に行かなくていいんだよ。
ここはおうちだよ、朔ちゃんのおうちだよ。